2024年人気の犬種第1位はトイプードル!2位から30位は?

日本でたくさん飼われている、人気犬種を予想できますか?アニコム損害保険株式会社が毎年公開している、「人気犬種ランキング」の2024年版を見てみましょう。集計対象は、同社のペット保険に加入した0歳の犬132,890頭です。

不動の第1位は、トイプードル。大きな公園を歩くと、トイプードルとの遭遇率はかなり高いですね。なんと15年連続でトップを死守しています。トイプードルは、抜け毛の少なさや覚えのよさ、運動量の面でも日本で飼いやすい犬種として定着しているのでしょう。

2位は10kg未満のMIX犬。各犬種のよさを合わせるデザイン犬として、マルプー、チワックスなどの愛称で販売されていることもあります。3位はチワワで、都会でも飼いやすい超小型サイズが支持されています。

中型犬も、10位以内に2種類ランクイン。日本犬の魅力をコンパクトに濃縮した柴犬が4位、鼻ぺちゃがキュートなフレンチブルドッグが8位です。ミニチュア・ダックスフンド、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、マルチーズと超小型犬が並ぶ中、ミニチュア・シュナウザーは5~9kgのしっかりサイズです。2011年に放送され、社会現象を引き起こしたドラマ「マルモのおきて」ムック役の活躍で親しまれた影響も、根強いのかもしれません。

小型犬が人気ではあるものの、大型犬のゴールデン・レトリーバーが13位、ラブラドール・レトリバーが18位と20位以内に入っています。20位以降では、シベリアンハスキー28位、スタンダード・プードル30位も大型犬です。

中型犬は、特徴的な短足体型のウェルシュ・コーギー・ペンブロークが16位、賢い犬種として知られる牧羊犬出身のボーダー・コリーが22位、スヌーピーのモデルとなったビーグルが27位、ディズニー映画「わんわん物語」レディの種類アメリカン・コッカー・スパニエルが29位です。

「思っていた結果と違う」という人もいるかもしれません。今回のデータは、アニコム損保のペット保険に加入した0歳台の犬を集計した結果です。他社のペット保険に加入したり、保険には加入しなかった犬を含むすべての飼育頭数とは、差が出ている可能性があります。

MIX犬は対象外となりますが、ジャパンケネルクラブの「犬種別登録頭数データ」2023年版と見比べてみました。全310,473頭130位まで、134犬種の頭数が掲載されています。1位がプードル、そしてチワワ…という傾向は変わりません。細かく見ていくと、アニコムのデータでは30位以内に入らなかったバーニーズ・マウンテン・ドッグが28位、日本スピッツが29位など、少し違いも。

2023年(1月~12月)犬種別犬籍登録頭数 | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ

また、アニコムは犬種ランキングを公開する意図として、飼育者が多い犬種は困りごとなどの情報を共有しやすく、飼育に慣れていない人もお迎えしやすいことを説明しています。新たにお迎えする犬の種類について迷ってこのページに辿り着いた方は、犬と人双方が幸せになる選択のための観点として、参考にしてみてください。

推し犬種は、ランキングに入っていましたか?事業者の方は、どんな犬種向きのアイテムやサービスをどれだけ用意していくかといった参考にできそうです。プードル首位の時代はしばらく続きそうな予感ですが、次の調査ではどんな入れ替わりがあるのか、興味深いですね。

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